パスカラ感想 響と和哉 夫婦の狼
パスカラ完走した
心身ともに体調不良でなかなかアニメ自体が観れなかったんですが、パスカラ完走できたのでちょっとだけ感想を。
さて先に、私の親はシートン動物記が好きで、私はオオカミ王ロボを4回くらいは読まされた。内容が曖昧になる程度にはその頃興味がなかったのだけれど。
簡単に書くとオオカミ被害がひどい牧場から動物学者のシートンは依頼されてオオカミ退治を試みる。しかしオオカミの群れのリーダーであるロボは卓越した知能と体力があり狩ることがなかなかできない。そこで妻と思われるメスのオオカミ(ブランカ)を先に殺したところ、ロボは冷静さを失い捕らえられる。
与えられた食事にも水にも一切口をつけずロボは死んだ。シートンはロボの亡骸をブランカの亡骸のそばに置いてやったという話。
一匹狼という言葉があるが、オオカミは群れで生活し、愛情深い生き物である、と幼い頃このオオカミ王ロボから知った。
正直、イメージしたパーセプションアートとアニメの表現がずいぶん違ったので、メガネをして見れるプロジェクトマッピング感が途中、彼らをこんなにも熱中させる理由を深く考えさせられたが、最終話のあの情景を見せたかったんだなぁと納得してしまう。
響はオオカミの子でありながら1人だった。自分の罪を隠し責め続け新たにリーダーとして群れを作ることも恐ろしかった。さらに灰島伊織から図星をつかれどんどんと孤立していく。
でも一番の贖罪の相手である和哉は純や道臣と一緒に幸せそうに生活をしながら、響に近づき、昔みたいに一緒に、と手を差し伸べてくる。
響はグレーダーとしてプロ意識もあるし、幼い頃の和哉や彼の両親を知っているからこそダメ出しをしながら2人で作品を作る。でも響はいつまでも秘密を隠したまま群れに戻ることができず、でもかつていた群れの温かさを知って、1人でいることも怖くなり、
群れの思い出が、支持空間が、リセットされる時、思い出の場所に逃げた。
和哉は常に優しい。だから視聴者として和哉が響を許すことはわかっていたけれど、ああ綺麗な終わり方だ、と感動した。
でも1つだけ言いたい。響のお父さんよ。確かにさ、妻に先立たれ親友2人を亡くしたショックを大人でも全部消化し切るのは難しいのはわかる。けど、けど、けど、自分の1人息子を少しはフォローしてやれよ!
中国の言葉で比翼の翼という言葉がある。
夫婦も親友も、グレーダーとアーティストも比翼の翼で、夫婦のオオカミだ。
真実を告げることは響自身だけでなくて和哉を立ち直れなくさせてしまい、
和哉の今明るさを消してしまうことを響は恐れていたと思う。
そんな和哉を見たら、響はブランカの死を知ったロボのように冷静さを失い、己を本当に見失ってしまう。けれどここはスタミュ製作陣の描いたアニメ。
響は伴侶を失ったオオカミではなく、群れからはぐれ、伴侶を見失ったオオカミだった。
ブランカもロボも死ぬことはなく、またパートナーとして歩み出し、仲間の元へ戻る。
この2人の話だけでももう胸がいっぱいです。
まとまらん!!
パスカラ感想 響と和哉 夫婦の狼
パスカラ完走した
心身ともに体調不良でなかなかアニメ自体が観れなかったんですが、パスカラ完走できたのでちょっとだけ感想を。
さて先に、私の親はシートン動物記が好きで、私はオオカミ王ロボを4回くらいは読まされた。内容が曖昧になる程度にはその頃興味がなかったのだけれど。
簡単に書くとオオカミ被害がひどい牧場から動物学者のシートンは依頼されてオオカミ退治を試みる。しかしオオカミの群れのリーダーであるロボは卓越した知能と体力があり狩ることがなかなかできない。そこで妻と思われるメスのオオカミ(ブランカ)を先に殺したところ、ロボは冷静さを失い捕らえられる。
与えられた食事にも水にも一切口をつけずロボは死んだ。シートンはロボの亡骸をブランカの亡骸のそばに置いてやったという話。
一匹狼という言葉があるが、オオカミは群れで生活し、愛情深い生き物である、と幼い頃このオオカミ王ロボから知った。
正直、イメージしたパーセプションアートとアニメの表現がずいぶん違ったので、メガネをして見れるプロジェクトマッピング感が途中、彼らをこんなにも熱中させる理由を深く考えさせられたが、最終話のあの情景を見せたかったんだなぁと納得してしまう。
響はオオカミの子でありながら1人だった。自分の罪を隠し責め続け新たにリーダーとして群れを作ることも恐ろしかった。さらに灰島伊織から図星をつかれどんどんと孤立していく。
でも一番の贖罪の相手である和哉は純や道臣と一緒に幸せそうに生活をしながら、響に近づき、昔みたいに一緒に、と手を差し伸べてくる。
響はグレーダーとしてプロ意識もあるし、幼い頃の和哉や彼の両親を知っているからこそダメ出しをしながら2人で作品を作る。でも響はいつまでも秘密を隠したまま群れに戻ることができず、でもかつていた群れの温かさを知って、1人でいることも怖くなり、
群れの思い出が、支持空間が、リセットされる時、思い出の場所に逃げた。
和哉は常に優しい。だから視聴者として和哉が響を許すことはわかっていたけれど、ああ綺麗な終わり方だ、と感動した。
でも1つだけ言いたい。響のお父さんよ。確かにさ、妻に先立たれ親友2人を亡くしたショックを大人でも全部消化し切るのは難しいのはわかる。けど、けど、けど、自分の1人息子を少しはフォローしてやれよ!
中国の言葉で比翼の翼という言葉がある。
夫婦も親友も、グレーダーとアーティストも比翼の翼で、夫婦のオオカミだ。
真実を告げることは響自身だけでなくて和哉を立ち直れなくさせてしまい、
和哉の今明るさを消してしまうことを響は恐れていたと思う。
そんな和哉を見たら、響はブランカの死を知ったロボのように冷静さを失い、己を本当に見失ってしまう。けれどここはスタミュ製作陣の描いたアニメ。
響は伴侶を失ったオオカミではなく、群れからはぐれ、伴侶を見失ったオオカミだった。
ブランカもロボも死ぬことはなく、またパートナーとして歩み出し、仲間の元へ戻る。
この2人の話だけでももう胸がいっぱいです。
まとまらん!!
舞台薔薇王の葬列れぽ2
注意
書きたい感想を書いてるのでなんか、色々抜け落ちてる気がします。
6月15日昼 有馬リチャードの回です。
2幕
開始3分くらいで兄エドとウォリックが決裂したので、お前ら、あの誓いはどこに??というツッコミをいれつつ。決してアンサンブルの方が悪い訳では無いのだが、エリザベスの復讐のくだりがないので、エリザベスは兄エドが好きになった平民感がする。
そして、スコットランドのマガ様。ジョージ以上に酔いつぶれてて笑う。ヘンリー、王位がなくなり空が青い…ほんとうにマガ様…お疲れ様って気持ちになるシーンでした。ヘンリーの心情を演じられる和田さんすごいよ。
そしてこのあたりは話がわりと前後して、ヘンリーとリチャードが再会。(雨の夜のシーン)
このヘンリーが本当にすごくヘンリーで、リチャードがヘンリーに心を寄せるかんじ……胸にくる。
リチャードもなんかこう乙女感がある。
有馬くんはもちろん男性だし、リチャードの見た目も男性だけど、ものすごく自然に愛をかんじるシーン
エリザベスと兄エドが話してるなか、リチャードがヘンリーと川ぼちゃして赤エドが助けるんですが、まじ目が足りない。赤エド可愛すぎて、彼がヒロインでは?となる。しかしヘンリーとリチャードの仲を知り、ヘンリーに対する怒りが爆発。このシーン好き。赤エドってヘンリーからの愛を感じずに生きてきて、ママはあれだし、リチャードを好きになってはじめて愛を知る。リチャードを手に入れたい、のに、リチャードの隣には父がいる。自分を写してくれなかった瞳はリチャードをみている。リチャードへの想いとヘンリーへの怒り、にじみ出る廣野赤エドが切ない。
そしてヘンリー六世投獄。後述する若月リチャードとかなり違う演じ方。
ヘンリー六世の声がヘンリーに似ていることに対して、有馬リチャードはもしやヘンリーでは?感がほとんどない。自分の弱さでそう聞こえてると、あまり疑わない。にしてもジョージナイスプレーである。
悩むジョージに近づくウォリックとイザベル。
ごめんなさいジョージ一家激推し民としてここは許容できん。
イザベルが王妃になりたいのはジョージを王にしたいのよ。イザベルはイザベルのことが恋愛的に大好きだし、イザベルがもしリチャードと政略結婚させられたらリチャードを王にしたくないと思う。
ジョージは自分があまり頭が良くないことを自覚してるのでイザベルに頼り、なんだかんだで1番相思相愛カップルだと思ってるので、
なんかはじめまして私ウォリックの娘のイザベル!みたいな出方をされて違うな、と。
ウォリックがリチャードを引き取るといったとき、ここ舞台にしかない話で、リチャードが憎すぎるセシリーがウォリックをののしり出してちょっとシリアスなシーンなのに笑ってしまった。
(セシリーはウォリックのおば。ウォリックはセシリーとヨーク公爵が結婚していたことによりヨーク公爵の近臣になる。もしヨーク家をなにかしらの事情でセシリーが逃げる際はウォリックの(権力の)元に逃げ込むはず)
セシリーヒステリーを起こす度に息子によしよしされている。なんか新鮮な光景。
リチャード、ウォリックのもとへ。アンのシーン。
アンの話は乗馬、スケート、どんぐり拾いを組み合わせた結果。
乗馬を褒める⇒どんぐりを拾う⇒アンが転びそうになる⇒リチャードがアンの手をとりくるりと回す⇒足首を見るという、リチャードが手を離したらアンは普通に立てるのでは?というかアンはなぜどんぐり拾いしてるの?しろいのがいないから、食材収集か貴族の娘の趣味になっていてなんかよくわからないが不思議なシーンになっていた。
さらにここでイザベルがアンが に夕食ができたと呼びに来て、アンがリチャードに挨拶して去る。
ん??リチャードくんは今アンと同居してるのよね?
リチャードくん夕飯抜きなのか?
話を組み合わせすぎたゆえによくわからない話に。
でもアン、イザベルがキャッキャッしてるの可愛かった…
このあとのジャンヌとリチャードの対話シーンでアニメPVに出てくるジャンヌのセリフが回収される。
アニメ版も好きだが、舞台版も好きだ……
そしてアンと父の会話シーン……
アンの乙女心を1ミリもわかんないウォリックよ……
このあと赤エド、ウォリックの城でリチャードに会うがないので、リチャードがひとり打ちひしがれている。
このカットが有馬リチャードの暗さを引き立たさせる。
このあと、本来はアンに解放してさしあげます、とリチャードから突き放すのだが、カットしたゆえ(リチャード視点的には)そのままアンは俺を嫌っている、からのアンがセシリーになり矢を向けるお前だけの王宮のシーン。すっげぇ落ち込むところまで落ち込む。
原作のリチャードはわりと絶望したあと衝動にかられるが有馬リチャードは絶望したあと発散せず、地獄のなかで走り回るタイプなので、しんどい。
このあたりでジョージがイザベルとの結婚を認められなかったことを抗議し、エリザベスを侮辱して兄エドに叩かれるシーンがあるのだが、やはりジョージの頭がいい。うん……聞いていてジョージ正論だよ……ってなる。
みていて楽しいマーガレットに忠誠を誓うウォリック。
田中マーガレットに飲まれないくらいのウォリックさ。マーガレットすげえ勢いでアンを嫁にしろと言ってウォリックが了承するので、マーガレットはアンのこと気に入ってるのかくらいの勢い。
兄エド、ウォリックに捕縛される。『お前はもう私の王じゃない』のシーン。
なんでいつもウォリックは美味しいシーンが多いんだよ。。。素敵すぎるわ。この回はこのセリフがかなりアニメ寄りのスピード。
リチャード、ウォリック&ジョージの反乱を機に悩みながらも兄エド側へ
ここの女装シーンがないので(着替えが間に合わない)スーパーセコムケイツビー氏再び。ケイツビー強いのよ。めちゃくちゃ強い。そして怪我をしたリチャードをお姫様だっこ。いやいくら細くて小柄とはいえ有馬くんは男性……ひょいとお姫様だっこする加藤さんすげぇ……
ケイツビーの切なさがひしひしと感じとれるシーンで、お姫様だっこ、5人くらい敵をなぎ倒し、こんな切ない表情になるこの2.3分くらいの振り幅すごい。
緊縛兄エドシーン。これはさすがに経った状態で縛られていたんですが、むしろエロいんですよね。ウォリック……本当に美味しい役よな……ここのセリフすき。
エリザベスパパ初登場は首という……パパ……
そしてケイツビーがリチャードを探しに……ケイツビー切ないよなぁ。でも報連相は大切だぞケイツビー……
かっかっ、可愛い。君はヒロインか……?
イチゴパイをあげて、服を買い与え、貞操は守ると宣言。可愛いな……
兄エド救出。すげえ自然に弟じゃなきゃ抱きたいとか原作通りなんだけど、あまりの自然さに本当に兄エドは原作からそのまま出てきたかんじでした。
セシリーと再会した兄エドとリチャード。兄エドリチャードを褒めてるのに、セシリーがののしりまくり(いや、今リチャードが助けてくれたっていったよね?)みたいな顔をしてる兄エドは原作よりリチャード想いなかんじ。セシリーがこのシーン「死ねー」と連呼しながら退場するんだけど……すごい狂気でした。
ジョージを見限りアンと赤エド結婚へ
アンがイザベルに謝ってるセリフいらなくないか……?となりつつ。ウォリック&マーガレットという強いふたりの存在感がすごい。婚礼衣装はおつきの方が着せてくれてるのでなんかすごく舞台感がしてすき。赤ドレスのアンが可憐なのよね。。
ジョージの父上亡霊みた話へ
なんかイザベルに八つ当たりしていて、そのときのイザベルのセリフはイザベルっぽいかんじ。
ただの椅子を玉座と妄想するジョージすごくよかった……高本さんのジョージは「あの玉座には俺が…なのに」ではなく、わりと深い辛さがある。。
当たり前なんですが加藤さん(ケイツビー)がヨーク公を演じる訳ではなく、谷口さんがやってるわけですが、抱きしめられて肩をとんとんされるジョージ
さ、さすがにジョージ……気づけ。
ケイツビーと何年一緒にいたんだよ……と笑
ヘンリーとまた再会するリチャード。リチャードとヘンリーがジャンヌが歌いながらぐるぐる歩き回り、再会。この演出が不思議ですき。
狼のシーンにはセシリーも参戦。
このリチャードがヘンリーを想うシーンが胸にくる。
ヘンリーが恋愛を全否定してるなかリチャードが恋を自覚するリチャードの気持ちが溢れ出してる……
赤エドとアンのあの神様がお許しにならないわ!のシーン。ふたりとも可愛い……
赤エドのリチャードの好きなところを聞いて、アンが笑い、リチャアン派の私すらエドアン好きすぎるなってなる。
ジョージ、兄のもとへ、ウォリックに宣戦布告。
ジョージがかっこよすぎて、あれ……?あのジョージ?かっこいいぞ?みたいな。抱きつく兄エドが可愛いんよな……
ウォリックvs兄エド
気迫のある殺陣。これがみたかったんよ。そして現れるヨーク公がなんかニコニコしていて、なんで?と思っていたら、ウォリックの回想で兄エドに稽古をつけているところをニコニコみているヨーク公で、もし私になにかあればエドワードを……というところまでたどり着いて、ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙もうこれは原作以上ってなりました。
前述したようにヨーク公は原作よりずっとアットホームお父さんで、エドワードを……という言葉に、私個人として愛する息子を頼むという意味もあって、ヨーク公がかなり人間的になっていて愛しい。谷口さんありがとう……
アンが赤エドに不安を吐露。赤エドの明るさが今後の展開を知ってるぶんつらい。
同時並行でウォリックはバッキンガムに討たれる。バッキンガムのお声は声優さんでした。
ウォリックの死に際にかけよる兄エド。
このシーンをみたかったのよ…………このシーンを……
みたかったものがそのまま観れてもう言うことは無いです。
ウォリックの死を知るアン、このシーンのマーガレットのセリフがアニメと違い、全部入っていて、母になるマーガレットがずしん、と胸にくる。このアニメカットあらゆるアニメカットのなかで1番ショックだったので、このセリフだけでも舞台見れて良かった。
ヘンリーと若い兵士のシーン。あの若い兵士の必死さが、本当に本当によかった。ヘンリーが死を文字通り目の当たりにしたあの悲痛さは、そこまで戦うことを知らなかったヘンリーの無力さと己が招いた悲しみが、このあとヘンリーがああなるくらいの出来事とわかる。
リチャード、ヘンリー王を探す。ヘンリーにまた会うために。有馬リチャードは繊細で『絶対に幸せになって』
というよりは、また会いたい、ヘンリーといれば生きていけるというかんじで、すごく内に秘めている。
ジャンヌとヨーク公がそれぞれ誘導するんだけど、ジャンヌについていって、いつか、あの森でヘンリーとまた会って欲しい。そしてヘンリーに泣きついていいよ、リチャードと思った。
リチャード、ヘンリー六世再会。
あまりに絶望的で、ヘンリーに当たるスポットライトが美しすぎた。
リチャードがヨーク公とともに戦う。シンクロして戦うのでやりたいことは分かったんだけどヨーク公の生命力が強すぎて、リチャード絶望のあまりヨーク公実体化したか?くらいヨーク公強かったです。
ここは地獄だ、というセリフはバッキンガムではなくヨーク公が代理。荒れ狂うリチャードと、赤エドが一旦対峙。赤エド、ここでもなんか可愛い。うん……可愛かった。
そしてアンが赤エドに扮してリチャードと対峙。馬はないので普通に殺陣してる。そして赤エド正体を表す。リチャードの絶望の合間にアンがリチャードを刺そうとしてる。アンがリチャードを、むしろ刺してる。
えー!?アン……!?
ってなりましたが、殺そうとした訳ではなく、あくまで赤エドをまもるための動きで……
この解釈もいいな……
マーガレットは捕縛されながらも胸を張っている。
そこへ赤エド。この戦のクライマックスへ。
王子らしい赤エドと王妃から母へなり絶望するマーガレット。
この舞台わりと段差があり赤エドとジョージが多分事実上は2歩なんだけど段差のせいで、1.5歩、0.5歩とかなり動きにくいかんじで異様にジョージの動きが遅かったのがちょっと気になった。
で、なんで兄エドまで刺してるの??あのクソ甘人間が刺しちゃったぜ……
マーガレットが縛られていないので赤エドにかけよる。原作よりつらい。エドワードの回想は実際言っているような感じで……マーガレットもそれを聞いてるようだった。
そこに疲れきったリチャード。
感情がないわけではなくむしろ絶望の淵にいるリチャードが無表情で赤エドにとどめをさす。
ヨーク王家に祝福を……の声がめちゃくちゃ怖かった。
場面転換時、きちんとヘンリーの様子を見に行くケイツビーがめちゃくちゃいい人だった。
ケイツビーから鍵を奪うリチャード。有馬リチャードに対してまさかリチャード様がさすなんて……とめちゃくちゃ驚いてる。
セシリーが優しくリチャードに死ぬように促す。
有馬リチャードは本当にそのまま一緒に死のうとしてるかんじだった。もしかしたら、本当の俺を受け入れて一緒に生きてくれるかもしれない。そうでなければ共に死のう。ってかんじ。
このヘンリーが本当に正気じゃなくてよかった。このシーンのためになにかしらの資料をみたのかなという独特な動きだった。
リチャードに気づくヘンリー。
その口付けは本当に本当に美しかったです。。
しかし、セシリーの言葉を思い出し、ヘンリーはあの言葉を……このシーン、死んだ赤エドとアンサンブルは死者のような独特な動き。生きている兄弟とアンは脇にたち異様さに泣きそうだった。
ヘンリーのまず、目を狙い、あと数回刺すリチャード。
有馬リチャードはここで力尽きたから共に地獄へ行けなかったんだな、と思いました。
おわり……なんですがカーテンコール後に王にならないかとバッキンガムに言われるリチャードのシーンがあるので、リチャード生きてるんだなと初見でもわかるかんじでした。
私は泣けなかったんですが、多分感情の処理がおいつかなかった。見終わったあと、本当に胸が高鳴って息が浅くなって、これとんでもないものみてしまった、と。
原作薔薇王もアニメもみて、素晴らしい作品だと分かっているんだけど、なんというか、化け物みたいな作品だった。もうそろそろみて1週間なんだけど、まだずっと胸のなかにあるし、ずっと語れる。舞台はいくつかみてきたけどこんな作品はじめて。
余談ですが、バッキンガムのシーンがカーテンコール後にあり幕が下がってすぐに退場のアナウンスがあったため、拍手するタイミングがなくアナウンスに拍手するという不思議な世界になっていた。
絶対にカーテンコールを複数回しないという強い意志をかんじました。
若月さんの公演についてはまた書きます。
舞台薔薇王レポ1
レポが3つになる予定
有馬リチャード⇒若月リチャードと見たので話の流れは有馬リチャードで書きます。
書きながら気づきましたが、書きたいところだけ自分の少ない語彙力で書いてるんでよろしくお願いします。
6月15日舞台『薔薇王の葬列』レポ
2015年頃に出会った薔薇王の葬列。アニメ化決定延期、アニメはじまるタイミングで舞台化決定。
ぶ、舞台化!?
となったのは決して、舞台化苦手人間だからではなくこの作品の原案が戯曲なのです。
史実の戦争をシェイクスピアが戯曲にして、それを原案にアレンジして漫画化、さらにアニメ化して舞台化。ループできるのでは!?ってかんじでした。
薔薇王関係なく、私は若手俳優さんで好きな方がいるので2.5界隈もちょっとは観てる人で、演出の松崎さんはStarry☆Skyシリーズの演出と総合監修をしてらっしゃり3度目、俳優さんは舞台ヴァンパイア騎士若月さんは3度目、高本学さんはStarry☆Sky・スタミュで3度目でした。
推しの若手俳優さんはあまり2.5専門ってかんじではないので、わりと原作で好きなものをみてるかんじです。
そんなオタクが舞台みにいきました。
2公演。理由は主人公がWキャストだから!
ちなみにウォリック推しの母と一緒に行きました。
公演前
やたらスペースをしたり配信したり、聞くうちに伝わる熱感と膨らむ期待感…でした。役者さんの名前も覚えられて嬉しい…
6月15日昼公演
1幕
100年戦争、ジャンヌ・ダルク(生前)からはじまるので、初めての方に優しい。すごく優しい。
原作オタにとっては1コマくらいにあったジャンヌ・ダルクvsヨーク公爵が見れて嬉しい。冒頭から始まったヨーク公爵どこまで殺陣やらせるんだ劇場開幕です。
ジャンヌが亡霊になりリチャードを導くまでの時間があまり時間を置かないので早着替えまではいかなくても素早い変身で、、、ジャンヌ役の方の歩き方も姿勢も亡霊というか生きてる人間じゃなくてジャンヌ!ってなる。
回想でも強いマーガレット様
事実上マーガレット様vsヨーク公爵の構図がわかりやすく、何の役にも立たんヘンリー…(ヘンリー!って気持ちになる)
ウォリック伯、ヨーク公爵に手の甲にキス。
ふたりが、キングとキングメーカー感が出ていて好き。
回想終了後、ジョージと稽古するリチャード。その辺の町娘を口説くエドワード。セシリーがリチャードを無視して息子を溺愛。置いてきぼりのリチャードを慰めるケイツビー。このシーンのケイツビーの俊敏さにビビる。ケイツビーがとても強く、とても俊敏で力持ちなんで最強。
ランカスター勢力で初登場する王太子エドワード(以下赤エド)がドSなんですが、リチャードに出会った瞬間から恋する乙女になるのは原作通りなんだけど、本当に乙女。日替わり台詞は彼の担当で、彼の台詞には笑っていい空気ができていた。廣野さんは女性キャラを押しのけ愛されキャラを確立していてすげえーってなる。
アニメにしたら赤エドは人気キャラって思っていたが、舞台にしても可愛いぞ赤エド。
アンとウォリックが会話して戦争になるぞ、と話しながらアンがリチャードが好き、戦に勝ち目がある、ロンドンに勝ったらうつる、ウォリックにとってのリチャードとはヨーク公爵という情報を入れてくる。
ただこのあたりのシーンは忙しいのか、アンが回想でリチャードとダンスしているときにステップを外す勢いがよすぎる。
全体的にアンとリチャードのシーンは勢いがよすぎるので、純粋にリチャードさんよアンが怪我しそうなのはお前の勢いでありアンのせいじゃない、となる(アン推し過激派)
有馬リチャードにめちゃくちゃ優しい甘いヨーク公爵。有馬リチャードは自信が無い。ヨーク公爵を父というより幻想として最初(生きているうち)から見ているかんじ。谷口ヨーク公は、原作の高潔なパパというより、会社役員ですが休みの日は末息子と庭の手入れをして次男とキャッチボールして夜には長男と晩酌して、寝る前には妻と色々話すのが幸せなんです、みたいなタイプ。(これは2幕のウォリックとエドワード決戦でも感じた)
有馬リチャードにはとくに俺の可愛い息子、いい子だな、父はリチャードが特別だと思ってる、がめちゃくちゃ甘い。
そんな戦の片翼はマーガレットはヘンリーにブチ切れながら進めている。なお、マーガレットがヘンリーに怒る理由がヘンリーがヘンリーすぎて痛いほどわかる。
自分で戦をするといいながら人を殺すなといい、一時ヨークを制してもそれをみてショックになる、気がつけば、自分の息子は廃太子する話をヨーク公爵にしてるし、王位をあげるまで言っている。戦を嫌がるわりにはマーガレットと息子の赤エドさんの身元保証はしてくれない。わりと理路整然としたことをまくしたてるマーガレット、怖がるヘンリー、をみる赤エド。この家庭怖いよー
セシリーにリチャードを連れていかないでとヨーク公爵が懇願されるシーンがすごくセシリーの役者さんが元ジェンヌさんだと感じた。いい意味で宝塚の形式美のセシリー、劇団役者さんのマーガレットというのが母親の対比になっている。薔薇王三大毒母はセシリー、マーガレット、エリザベスだと思っているがエリザベスはあまり出てこないので、やはりふたりが強い。
牢から抜け出すシーンはしろいのはさすがに用意していたら怖いのでジャンヌが代役。セシリージョージリチャードのシーンでジョージの胃が痛いかんじででも明るいジョージ、控えめに言って原作よりけなげだ。
ジャンヌがリチャードをヘンリーへ導く。
この解釈いいな、と思った。
ジャンヌの正体について考えるとリチャードが
自らヘンリーに出会いにいってるわけで……
そしてヘンリーとの出会い。ヘンリーこのシーンいつも輝いているが、本当にスポットライトがあたって変わらず輝いていた。
リチャードが日時計のくだりをはぁ??ってかんじで聞いてるので、こちらもはぁ??ってかんじで聞ける。
リアルに寝転がって話をするので、客席からみえる画角はよくないが、このシーン…ってなるので満点です。
赤エドにあい、(くそ可愛かった赤エド)ランカスター軍に襲われるも兄エドが助けてくれるシーンのあとセシリーの癇癪(リチャードをののしること)を兄エドとジョージが話すシーンでセシリーがリチャードを虐げている時だけ異常という共通認識とセシリーをなだめつつ、リチャードにフォローを入れて行こう的な基本姿勢がみえる。原作のフォローのあまりない兄弟たちと違い、わりとリチャードに優しい。
この舞台ではセシリーを現実的には精神的に弱い人と、リチャードが見えている悪魔とののしる幻がいて、『精神的に弱い母をフォローする年長の息子とターゲットになった末子』ってかんじがしてリアリティが増す。
ヨーク公爵、ウォリック、エドワード(兄)の見栄えのよいことよいこと。ケイツビーも作戦会議中にいるのだが、セリフがめちゃくちゃ後ろなので、緊張する役だよなぁと思う。
マーガレットとヨーク公爵の対決シーン。マーガレットは殺陣をさすがにしないので、戦況をチェスしながら解説。ヨーク公爵はずっと殺陣をしている。ずっと殺陣をしている。谷口さんが愚痴るのも無理はない…
矢を受けて倒れるときの田中マーガレットの狂気が暗転したあとも残る。
マーガレットとヨーク公爵の例のあのシーン。もうこれで話を終わりにしたいくらい凄かった。
矢にさされ、マーガレットに後ろからザクザク刺されたヨーク公爵しばらく話しているので舞台あるあるとはいえ、生命力が強すぎて生存するのでは…と思うほどヨーク公爵が強い。
末子の血のくだり(シェイクスピア先生勝手にエドムンドお兄ちゃんを末子にしたおかげで全部使えます)にマーガレットがこの回は容赦なく演技声だった気がする。
ヨーク公爵の泣き崩れるシーンとマーガレットの高笑い…1幕のクライマックス。
赤エドがリチャードを助け、リチャードが街に飛び出すシーン(ここが日替わり)控えめにいって赤エドが可愛すぎる。男に襲われるシーンがないので、このままジョン・グレイを殺す。この舞台は時間がないのでグレイの役者さんはペンダントを取り出しながら『エリザベス…』とつぶやいて死ぬ。アンサンブルの方なのだが、エリザベスもアンサンブルの方がして、実はこのあとエリザベスが兄エドと結婚しようとしたのは夫を殺された復讐というくだりがないので、多分舞台からみた人はよく分からないと思う。なおグレイはリチャードを逃がしてあげようとしていていい人だった。
ヘンリーとリチャードの再会。
全然話のキャッチボールができないヘンリーとバカ正直に答えるリチャード。改めて聞くとまじヘンリーって…ってなるシーンのあとリチャードはひとりヨークへ。
ヨーク公爵の首に懺悔するヘンリーのシーンがすごく好き。うん…
で、リチャードの首のシーン。有馬リチャードは決して浮上してこないので、父上を失った絶望のなか、父上とキスをして、そして……父上の首を持って戦う。
これ少女漫画原作のアニメ版権の舞台なんですが??
主人公が父親の首を持ちながら敵を殺してるんですけど??
大丈夫?倫理観大丈夫?
と多少混乱したが、薔薇王なんで許される。
でもこの演出大好きで、彼にはもう、この首以外失うものがないんだな、ってかんじさせられた。
有馬リチャードはとくに、怒りに振り切れず絶望感にかられてランカスターを斬るので、壮絶さをかんじる。
この同タイミングで兄エドとウォリックがヨーク公爵の死を知り、ウォリックが兄エドを奮い立たせ、あなたを王にすると手の甲にキス。ウォリックに怒られ気味な兄エドが、ちょっと可愛い。
血にまみれるリチャード。1幕終わりだし、血糊を使うのかなとか思いましたが、薔薇でした。これは原作通り。
そして王位を宣言するエドワード(同時進行)
倒れたリチャードをみつけ抱きあげようとするケイツビー。
1幕~完~
ほえー…すげえもん見てしまった。
というか兄エド即位に70分かけ…そうか…
いやなんかもう、圧巻だし、これで終わりでもいいや。
なんて思いながら休憩に入りました。
書いてなかったんですが、切り離し可能でくるくる人力で動くセットで、アンサンブルさんが動かしていたんですが、本当に動く動く。そしてアンサンブルさんは10人。女性キャストさんはふたり。ランカスター軍としてマーガレットの話を聞いたあとすぐにヨーク軍になりヨーク公爵の話をきき、殺陣をして、町娘になり、みたいな超絶ハードさに圧倒されました。多分本当は2倍人員が必要。
リアルうちの母がBluRay予約に走ったのでバタバタしていました。
2幕はまた書きます。
Caribbean Groove 5月31日 感想
ミュージカル「スタミュ」スピンオフ team柊 単独レビュー公演「Caribbean Groove」 [DVD]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2018/09/12
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
Caribbean Groove 本編 5月31日 マチネ
ハムスター歴
2010年11月ごろ はむお迎え
2011年(5月頃?)ちびお迎え
2013年5月22日無二誕生日
2013年8月21日はむ亡くなる
2013年11月21日ちび亡くなる
2013年10月21日大我誕生日
2013年11月09日無二うちに来たの
2014年1月7日大我うちにきた
2014年12月15日大我亡くなる
2014年12月15日琥珀誕生日
2015年1月17日琥珀うちにくる
2015年6月9日無二亡くなる
2016年9月6日ユーリ誕生日
2016年11月24日真白お迎え、亡くなる
2016年11月26日ユーリお迎え
2016年12月18日琥珀亡くなる
2018年4月19日エディ誕生日
2018年6月17日エディお迎え
2018年8月6日ユーリ亡くなる
2018年9月20日莉緒誕生日
2018年10月26日莉緒お迎え